アテネへ2007/02/01 23:02

今日はアテネへ出張。

朝5時に起床し、5時45分にタクシーが家に迎えにきてくれた。空港には6時についたが、既に多くの人たちがいる。こちらでは、早朝に出張するのは当たり前のよう。

7時5分発のLH機にてミュンヘン経由でアテネへ。アテネについてびっくり。とても暖かい。15度ぐらいか。また空が限りなく青い。今年は他の欧州地区と同様に異常とのこと。自分としてはアテネにいる間この気候が続くことを願いたい。

一日仕事をした後、ギリシャ料理の店に。アテネの町並みはヨーロッパというよりも、トルコや中南米に近い。かなり所謂ヨーロッパとは異なる。

ギリシャ料理はとてもおいしかった。多少重いが自分の口には素朴でよい。少し食べ過ぎた。

アテネ2日目2007/02/02 23:07

国会議事堂

今日はアテネ2日目。昨日と異なり、雲が重い。時折雨がふる。これがアテネの通常の冬か? ローカルに聞いてみると、雨はあまりふらないとのこと。

一日仕事をした後、ダウンタウンのマリオットホテルへ。チェックイン後、ホテルからは無料のバスで市内に向う。アテネの中心シンタグマ広場が目的地。

全く事前の知識もなく、この広場にいったが、それほど観光化されていない感じ。前のエモウ通りはファッショナブルな店がならんでいる。

ファーストフードの店をさがす。ギリシャの店に入ろうとしたが、すべて標記がギリシャ語だったので、躊躇して、結局マクドナルドにはいってしまった。どの国にいってもこのお店は最終的な助けになる。味は今一だった。場所によって多少味が違うのか。

一時間ほどぶらぶらしてホテルに戻る。

今週は日曜日まで、アテネにいるため、明日のツアーの予約をしてから、今日の仕事のレポートを書く。

ギリシャの休日1日目:ペロポネソス半島遺跡めぐり2007/02/03 23:18

エピダウロスの古代劇場

今日は、丸一日時間がとれたので、ホテルでアテネ近郊の観光ツアーにでかけた。ペロポソネス半島のコリントス・ミケーネ・エピダウロスを回る10時間のバスツアー。90ユーロ。本当はエーゲ海クルーズをしたかったのだが、冬はあまりよくないということなので、今回は陸路を選択。

宿泊したレドラ・マリオット・ホテルにツアー会社が8時に迎えにきてくれた。生憎の雨。集合場所のシンタグマ広場で、他のお客さんと合流。アメリカ人・オーストラリア人・対人と日本人の私との4カ国の観光客。

最初に訪れたのはコリントス運河。高さ80メートル、幅24メートルの運河は迫力がある。

次に訪れたのはミケーネ遺跡。「黄金に富むミケーネ」とうたわれたところ。ここは、ドイツの考古学者ハインリッヒ・シュリーマンが発掘したところ。ここで「アガメムノンの黄金マスク」が発見された。

ここでは、獅子の門、円形墓地Aを見学。山の上からの景色もよい。山の雰囲気はドライで、他の欧州の山とは様相が随分ことなる。

その後、隣のアトレウスの宝庫を訪問。まるでピラミッドのような墓地。石を積み重ねて作られたドームは未だに健在。

ツアー恒例のお土産屋訪問を経て、昼食に。このお土産屋訪問は全くの時間の無駄で嫌なのだが、止むを得ない。食事はまあまあの内容だった。

昼食後に訪れたのは、古代ギリシャの首都ナフプリオン。小さな岬に広がる旧市街にはベネチア風の家々が立ち並ぶ。216メートルの丘の上にはベネチア人が築いた要塞パラミディがそびえる。一方、ナフプリオンの港の小島ブルジイ島にも要塞がある。ここは19世紀の死刑執行人たちの定年後の住所にもなっていた。

最後に訪れたのはエピダヴロス遺跡。ここは、医神アスクレピオスの聖地であり、古代には病院があったとのこと。

ここの見物は、今でも使用されている古代劇場。紀元前4世紀につくられた山間の劇場は音響効果が非常によく、舞台でのささやきでも1万4千人の観客に聞こえるとのこと。毎年、ここでエピダヴロスフェスティバルが開かれる。

エピダヴロス遺跡を後にして、海岸沿いを走り2時間でアテネに戻る。

今回の旅は、ギリシャのエーゲ海のイメージとは大幅に異なるが、古代遺跡めぐりとしてはとても面白い。

もう一度、是非夏にエーゲ海の島々を巡りにもどってきたい。

ギリシャの休日:アテネウォーキング・ツアー2007/02/04 23:19

今日は、アテネのウォーキング・ツアーに出かける。このツアーはホテルでもらったアテネの地図にでていた広告を見て、昨日申し込んだもの。

朝、9時半にシンタグマ広場に集合。今日は天気に恵まれない。集まったのは4組6名。イギリス・ポルトガル等からの人たち。まずは、7年前にできた地下鉄から説明。地下を掘ると遺跡がでてくるアテネやローマでの地下鉄建設の大変さを教えてくれた。このアテネの地下鉄では、建設現場から3層のアテネの都市がでてきたとのこと。地下鉄の各駅には発掘された遺跡が展示され、まるで博物館のようになっている。

次に向ったのは、プラカ地区。ロシア正教会を覗く。ギリシャ人は信仰厚く、日曜日の朝はどの教会も満員。ここは、ロシア人向けにつくられた教会。ロシアはギリシャ正教が国の宗教だったので、キリル文字もギリシャから伝わったとのこと。

プラカのメインストリート、キダシネオン通りは道幅狭く、車が入ることができない。両側には新旧の建物がコントラストを示す。貧しい国であったギリシャは他の国のように古い建物を保存する余裕がなかったとのこと。

プラカを抜けて向ったのは、アテネのハイライト、アクロポリス。冬の日曜日はアテネの博物館は入場料無料となっているのはありがたい。入り口前で、ツアーガイドから、いかにしてパルテノン神殿が破壊され、貴重な彫刻等が英国によって持ち去られたかの説明を聞いた。

イロド・アティコス音楽堂を見た後、入り口にあたるプロビレアに向う。プロビレアを挙がると、パルテノン神殿の雄姿が迫る。遠くからみると、まっすぐな柱に見えるが、近寄るとふくよかな丸みがわかる。こんな大きなものを15年で建ててしまうギリシャ人はすごい。2500年ももった建物が、近年の戦いで破壊されてしまったのはとても残念。これを完全に修復するのに50年もかかるとのこと。

パルテノンでウォーキングツアーは終了。ここで29ユーロの料金を支払う。たっぷり3時間、しっかりアテネの歴史を聞かせてもらい、とても充実したツアーだった。普通だったら1時間もあれば、写真をとっておわっていたところだった。

パルテノン宮殿の横には6人の少女に支えられたエレクティオンが建っている。この柱になっている少女達はレプリカで、本物の一体はアクロポリス内にあるアクロポリス博物館に展示されている。

アクロポリスの東端からアテネの街が一望できる。とてもすばらしい景色。こうやって眺めると、アテネにはあまり緑がないことに気づく。洪水に悩まされるのもわかる気がする。

パルテノンをでて、古代アゴラに向う。アゴラとは市場を指すが、古代ギリシャでは政治・宗教・文化施設の中心だったとのこと。ここでは、阿多ロスの柱廊博物館、ヘファイストス神殿を見学。

その後、すぐ隣のモナスキィラキ広場を抜け、オモニア広場に向う。こちらは下町の雰囲気で、中近東的猥雑さがある。途中、現代のアゴラを見たが、残念ながら日曜日は休み。平日は野菜・果物・魚の市場で賑わうところ。

パティシオン通りをまっすぐすすみ、アテネのもう一つの目玉、国立考古学博物館へ向う。ここでは、前日のミケーネで発見されたアガメムノンのマスクや古代ギリシャの様々のあ発掘物が展示されており、とても興味深い。ここも無料。時間がないので、地球の歩き方にのっていた目玉の展示物を駆け足でみた。

飛行機の時間を気にしながら、パネピスティミウ通りの国立図書館・アテネ大学・アカデミーをみて、シンタグマ広場に戻る。ここでは、無名戦士の墓と国会議事堂を撮影し、さらに南下。アドリアヌス門とゼウス神殿で撮影終了。

一旦、ホテルに戻り、タクシーで空港に向う。6時10分発のLH便でフランクフルト経由でブラッセルに。家についたのは11時。

韓国レストラン2007/02/05 08:37

昨日は帰着が遅くなり、洗濯をはじめいろいろなことをしていたら、寝るのが随分遅くなって、今朝のスポーツクラブはサボってしまった。

夜の11時から洗濯をしていて、階下の人に悪いと思っていたら、深夜の2時ぐらいに階上からの洗濯機の音に悩まされた。いつもはこんなことはないのだが、もしかしたらこちらの音が階上に伝わっていやみをされたのかも。日頃、近所と全く付き合いがないので、すこし薄気味悪い。

今日は、日本からの出張者との夕食会でダウンタウンの韓国レストランへ。前にいった別の店「アリアン」に間違っていってしまった。そこからわずか2キロぐらいのところに別のお店「ソウル」があった。

こちらの方が、より韓国の焼肉屋に近い。昔から韓国焼肉が好きなので、こちらをひいきにしたい。

今日は、同姓の人がお客さん。先月も同姓の出張者があり、親近感がわく。ただし、両方とも親類関係者ではなかった。

今日も少し夜が遅くなったので、明日のクラブにいこうかどうか迷っている。