ローマへ2007/03/01 23:42

今日は、昨日の腰痛が心配で、ジムはお休みにした。 夕方から、ローマへ飛ぶ。ローマでは空港近くの港沿いのレストランでイタリアン。カラマリとパスタをいただく。イタリアにしては量が少なく、夜もおそいので丁度よかった。パスタはかなりこしがあり、久々においしいものをいただいた。

ホテルは空港に近い最近できたばかりの大型のマリオットホテル。非常にロビーが広い。夜は人気もなく、お化けがでそう。あまり評判はよくないようだ。

フィレンチェへ2007/03/02 23:43

ヴェッキオ橋

今日は、朝7時にローマを出て、フィレンチェに向う。途中、アレンツォの拠点をみる。途中の高速道路は快適。景色ものどかですばらしい。あちこちに歴史のありそうな建造物がみられるのはイタリアらしい。

2つ目の拠点はフィレンチェ。拠点見学を終えて、1時半頃に遅い昼食。ここでは、トスカーナ名物の牛のステーキをいただく。肉がやわらかくてとてもおいしい。勧められるままに2枚もたべてしまった。

夕方に、ホテルチェックイン。ホテルはインターネットでさがした4つ星のHotel Ambasciatori。フィレンチェの中央駅の隣で便利がよい。値段も2泊で147ユーロと格安。ただし、中は殺風景。要は快適に寝られればよい。

少し時間があったので、駅前のサンタ・マリア・ノヴェッラ教会を手始めに、この地区を散策。例によって、地球の歩き方に従う。

まずは、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会を訪れる。色大理石のファサードで有名なのだが、なんと工事中で、幕がかかっていてなにも見えない。中にはいろうとしたら閉館時間がすぎていて、中もみせてもらえなかった。

その後、ブランド店が建ち並ぶのトルナブオール通りを歩く。すぐにストロッツイ宮が現れる。これは、フィレンッエ・ルネサンスのバラッツォ建築を代表する建物とか。通りの端にはサンタ・トリニタ教会。ここはフィレンツェ・ゴシックの好例。

通りを右におれると、アルノ川にかかるサンタ・トリニタ橋にたどりつく。ここからの眺めはすばらしい。川沿いの路地をはいるとサンティ・アポストリ教会とサント・ステファノ教会に出会うことができる。

再び、川沿いに戻ると、有名なヴェッキオ橋にたどりつく。ここには古い宝石店が軒をつらねる。

あとは新市場のロッジアと共和国広場を経て、ドォーモに到着。さすがに暗くなったので、そのまま、ホテルにもどる。途中で、軽くピザを食べたのが今日の夕食。

フィレンチェの休日1日目2007/03/03 23:47

ドゥオモ

ホテルで朝食をとってびっくり。周りはほとんど日本人。このホテルは団体利用が多く、丁度日本の学生の卒業旅行シーズンにあたったようだ。圧倒的に女性の数が多いのが面白い。

今日はチェントロから攻める。朝一番でフィレンチェの象徴、花の聖母寺と呼ばれるドゥーモのクーポラを目指す。ドゥーモは10時から開館だが、クーポラは8時半。8時半前にならんでいたのは日本人女性の小グループ。

ブルネレスキのクーポラには500段の階段を登らなければならない。さすがに息が切れる。しかし、頂上に出るとその苦労が報われた基になる。クーポラの上から、ばら色のフィレンチェの街を望む。

ドゥーモからオルサンミケーレ教会をかすめて、シニョリーア広場へ。ここは13~14世紀のフォレンツェ政治の中心。ここにはヴォッキオ宮と大きなアーケードを持つランツィアのロッジアがある。

ヴォッキオ宮を見学。2階の5百人広場は立派。ここで共和制時代に市民議会が開かれた。右奥には、「フランチェスコ1世の書斎」があり、マニエリズムの絵画や彫刻で埋目尽くされている。3階にも立派な色々な部屋がある。10時から「秘密の通路の見学」というツアーに参加。隠し通路を使って、フランチェスコ1世の書斎に入ったり、500人広場の天井裏にのぼったりと結構興味深いものだった。

ヴォッキオ宮殿をでて、ウッフィツィ美術館の横をとおり、ヴェッキオ橋にでる。ウッフィツィは明日見学の予定。ヴォッキオ橋のほとりでは、新婚さんが記念撮影をしていた。

アルノの川岸を東に歩き、サンタ・クローチェ地区に進む。まずはサンタ・クローチェ教会を訪れる。この教会のファサードには色大理石が幾何学模様を描く。教会内にはイタリアの芸術家や名士達が眠る。

次に訪れたのは、バルジェッロ国立博物館。1階にはミケランジェロの作品を中心にした彫刻が展示されている。写真撮影不可なのが残念。フィレンチェの美術館や教会では、写真を撮れない所が多い。

フィレンチェ最古の教会、バシア・フィオレンティーナ教会、ダンテの家、バッツィ・カァラテージ宮の外観の撮影をして、再びドォーモに戻る。

今回は、ドォーモの中に入る。外観に比べて装飾が少なく、すっきりしている。外に出て、目の前の8角形の形をした洗礼堂に向う。有名な「天国の扉」が改装中でみれないのが残念。中も天井がすばらしい。

次に向ったのは、昨日は入れなかったサンタ・マリア・ノヴェッラ教会。ここも撮影禁止。中には初期ルネッサンスの数多くの収納品がある。

今日最後の訪問地区は、メディチ家ゆかりのサン・ロレンツォ地区。イタリア広場から露天の並ぶ通りを経て、サン・ロレンツォ教会へ。この教会は歴代メディチ家の菩提寺。フィレンチェでも最初のルネッサンス建築。メディチ家の富と権力を結集して著名な芸術家の手で完成された。隣接するメディチ家礼拝堂は、土曜日は午前中だけ開館で、明日に回す。

その後、メディチ・リカルディ宮をちらりと覗き、サン・マルコ美術館へ。ここは、もともと修道院。修道院の各部屋、廊下、僧坊には、画僧フラ・アンジェリコの作品が描かれている。清らかでやさしいタッチの絵は、心を和ませる。

アカデミア美術館への入口を探していたら、サンティッシマ・アンヌンツィータ広場に出た。ここには、捨て子養育院美術館とサンティッシマ・アンヌンツィータ教会がある。捨て子養育院美術館で、「捨て子のための回転扉」というのを探したが見当たらなかった。

最後に訪れたのがアカデミア美術館。夕方だったので、それほど並ばずにすんだのはありがたい。ここでの必見は勿論、ミケランジェロの「ダビデ」。ここも残念ながら撮影できず。他に、ミケランジェロの未完成の彫像が4体置いてあるのが興味深い。

今日は、朝から1日歩き回り、結構疲れてしまった。夕食は、ショーウインドーに並んだパスタを電子レンジでチンしてもらった夕食。そこそこの味。

ホテルに帰ると、JTBのバスが玄関前に横付け。バス一台分の若い日本人観光客がフロントを埋めていた。部屋に帰ると、トイレの水が流れはなし。やはり3流のホテル。

今回は、夜景を撮影しようと三脚を持参したが、体力がもたず、夜間外出は控えた。

フィレンチェの休日2日目:不運な1日2007/03/04 23:50

ヴィッティ宮

昨日の夜はトイレの水が流れっぱなしで、その音がうるさくてなかなか寝付かれなかった。深夜にフロントに電話をして部屋を代えてもらおうとしたが、全く受け付けてくれず、止むなくシーツをかぶって寝た。あきらかに寝不足。(不運①)

今日は、残されたウフィッツィ美術館と南岸のサント・スピロト地区を訪問予定。

まずは、朝一番でウフィッツィ美術館に向う。8時15分の開館のところ、7時45分に到着。すでに日本人の観光客が6名ほど並んでいた。実は、8時45分の予約をしてあったのだが、朝1番の状態では、予約用の窓口と一般窓口の区別がつかなかった。多分、皆は一般の窓口に並んでいると思い、そのまま列に続く。予約を使うと3ユーロかかるので、こちらの方が得。8時15分を少し過ぎたところで開館。この時点でh30-40名並んでいたが、9割方日本人であることに驚く。また、予約窓口の方も日本人団体客が多く並んでいる。この時期、イタリアは日本人の若者に席巻されている。結論としては、朝1番にならべば予約は不要。

3ユーロ得をして、6.5ユーロ払って入場と思ったが、後で気づくと20ユーロ渡したのに、3.5ユーロしかおつりがない。あせって列を離れてしまっていたので後の祭り。わざとぼられたのか、単純にミスなのか、後味が悪い。昨夜に続き、悪運が続く。(不運②)

ウッフィツィ美術館も写真撮影禁止。美術館見学のいつものルーティーンでオーディオガイドと公式ガイドブックを入手。思うのだが、写真撮影が許されていないほうが、ゆっくりと絵の鑑賞ができてよいことがわかる。

80分分のオーディオガイドを聞きながら、ガイドブック片手にゆっくりと絵をみてまわる。ここはルネッサンスのイタリア絵画の宝庫。ジョット、フロッポ・リッピそして、代表作はボッティチェッリの「ヴィーナスの誕生」と「春」。他に、ミケランジェロ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロ、カルバッチョのイタリアの巨匠に加え、フランドル・オランダのルーベンス、レンブラント等、時を忘れて絵を鑑賞。結局、この美術館を出たのは11時。2時間45分の鑑賞であった。

美術館を出て、お腹がすいたので、ヴェッキオ橋たもとで、ジェラートを注文。値段が9ユーロと言われ、びっくり。うっかり、コーンのサイズを言わなかったら、一番大きなものを出されたようだ。日本円で1500円もするアイスクリームは初めて。不運は続く。(不運③)

ヴェッキオ橋を渡り、南岸のサント・スピリト地区にわたる。地球の歩き方の番号に従い、まずはベルヴェデーレ要塞に向う。地図に従い、急なサンジョルジョの坂を上る。たどりついたベルヴェデーレの要塞は閉館中。ガイドブックをみると、何かの行事がないかぎり空かないとのこと。(不運④)

やむなく、城壁沿いに次の目的地ビッティ宮に向う。ところが、行っても行っても城壁や塀に阻まれ、目的地に向えない。結局、ヴェッキオ橋と全く反対側のローマ門に着く。そこから、ヴェッキオ橋方面に向かい、ゆうに1キロ以上の遠回りをした。(不運⑤)今日は初めてイタリアらしい青空に恵まれた中での散策となったのがせめてもの救い。

結局1時間も貴重な時間を無駄にして、次の目的地ビッティ宮に到着。ここはフィレンツェの豪商ルーカ・ビッティが15世紀に建てた私邸で、後にメディチ家のコジモ1世の妃エレオノーラ・ディ・トレドが買い取ったもの。その後、歴代のトスカーナ大公が住む宮廷となった。左右の翼の張り出しがすごい。

ビッティ宮の2階に位置するパラティーナ美術館は、歴代トスカーナ大公のコレクションを公開したもの。ここでの必見はラファエロ。ラファエロの描く女性はふくよかで品がある。こんな女性に恋をしそうだ。

ビッティ宮を出て、前面に広がるボーボリ公園に向う。またまた、不運。(不運⑥)入場券はパラティーナ美術館のものとは別のものが必要とのこと。一旦、外にでて、入場券を買いなおす。

ローマや他の都市では、全ての美術館や公共交通機関を一緒にしたシティカードという割引券があるが、フィレンチェにはそれがない。いろいろなところで、入場券を買うと結構な金額になる。集計していないが、かなりの額だろう。

ボーボリ公園は初春の感。暖かい陽気に誘われ、草花が花をつけ始めている。芝生に寝転ぶカップルが多くみられる。いよいよ春の訪れ。

ボーボリ公園を後にして、次にサント・スピリト教会に向う。ここは、土日は16:00-17:30までしか開いておらず、外観の写真だけにとどめる。次は、サンタ・マリア・デル・カルミネ教会。ここは礼拝堂に書かれたフレスコ画の聖ペテロの生涯と「アダムとイブの楽園追放」で有名。これでサント・スピリト地区は制覇。

次に、昨日唯一みることのできなかったメディチ家礼拝堂に向う。またまた不運。残念ながら第1日曜日は閉館。(不運⑦)ついにここだけは今回みることができなかった。

最後に、もう一度、晴天のもとでドゥオーモを撮影しようと、チェントロに向う。あまりに強い日差しで、写真的には満足がいかない。

ここで、フィレンチェの全日程を終了。1.5日強で、主な見どころはすべて制覇することができた。大変満足。

最後の難関は、帰りの足。ホテルでタクシーを呼び、フィレンチェ空港へ。わずか20分で到着。フィレンチェからはミラノ経由でブラッセルへ。ブラッセルへの直行便は時間が早すぎ、使えないため、やむを得ず経由便に。ローマ経由とミラノ経由があったが、時間では1時間程余分にかかるものの、22:30とローマ便に比べ1時間早く帰着できるミラノ便を選択。空港での待ち時間が2時間半、トータルの時間が5時間もかかり効率が悪い。ちなみにフィレンチェ-ブラッセルの直行便は2時間もかからない。

フィレンチェ-ミラノ間は、予定よりも早く飛び立ち、予定時間よりも早く到着。迎えのバスがまだきていなかった。そこからが試練。最後の不運。(不運⑧)2時間半の乗り継ぎ時間を待っていると、出発遅れの案内。当初20分遅れの掲示だったのだが、そのうちアナウンスもなく1時間遅れに。これでは、何のために効率の悪いミラノ便にしたのかわからない。所詮アリタリア航空。遅れるのが当たり前とあきらめるしかない。

1時間遅れてブラッセルに到着。やれやれの思いで、車を置いておいた会社に戻る。時間はすでに夜の11時。ここで最後の不運に遭遇。車を一部修理する必要があったため、鍵とともに車を預けておいたのだが、車はおろか鍵すらも見当たらない。(不運⑨)どうなったのかと思い、鍵を預けた本人に電話。別の担当と連絡がとれなかったので、車も鍵もどこにあるかわからないという。呆れてものがいえなくなった。それなら、他の車を用意するなり、連絡するなりしてくれ!明日、7時には家を出て、50キロ離れた拠点まで車ででかけなければならないのに・・・。流石に、声を荒げてしまった。結局、会社に置いてあった合鍵をもって、真っ暗な中で駐車場を探し回り、やっと車を探し当てた。

無事、家に帰着したのは0時過ぎとなった。本当に今日は厄日のような日であった。無事に家に帰れたのがもうけもの。こんな日ははじめて。とにかく疲れた!

階上の音2007/03/05 23:48

昨日は深夜帰宅。ベッドに入ったのは1時過ぎだった。

いざ寝ようとしたところ、階上から洗濯機か食洗機の音が響きだした。確か先週も日曜日の深夜に同じ目にあった。日曜日の食器を深夜に洗っておいて寝ているような気がする。

寝ることにあまり苦労がない自分が2晩続けて、音に悩まされて睡眠不足におちいってしまった。自分で、深夜に上の部屋に怒鳴り込むのもなんとなくいやで我慢してしまった。早めに大家に言って何とかしてもらわないと気分が悪い。

そういう自分も週末に遊びすぎたせいで、今日は10時過ぎに帰宅後洗濯をせざるをえなかった。10時以降はトイレの水を流すのにも遠慮していたが、この洗濯は、悪いとは思いつつもやらないと着るものがなくなってしまう。

階上の人と五十歩百歩か。