山カラ隊 欧州遠征6日目:独ベルヒテスガーデン国立公園縦走③ ― 2007/08/16 23:12
昨夜は心配したとおり、いびきのニ重奏・三重奏で何回も目がさめてしまった。50センチ隣からの猛烈ないびきに悩まされる。日本で自分の隣に寝ている妻の気持ちが良くわかった。ただし、彼女は時々私の鼻をつまんだり、突っついたりしているようだが・・・。
最初に目がさめたのは1時半。それからなかなか寝付くことができない。いびきが止んだ間髪をいれずに短い眠りにつく。さらには、悪夢にもうなされる始末。結局、5時にはベッドを抜け出し、外に出た。幸い、外気温はそれほど低くなく、気持ちのよい朝。こんなことなら、寝袋をもって外で寝ればよかったかも・・・。朝焼けの写真を撮影。
朝食は、昨日と同じシンプルなハムとチーズのサンドイッチ。パンはあまりおいしくない。
入念なストレッチを済ませて、8時に宿をでた。今日は雨が予想されたため、比較的楽なコースどりをガイドのピーターさんがしてくれた。
眼前にそびえる標高2593mのハンズスタッド山を横目に、昨日とは裏側のルートをとり、ディーシュバック湖というダム湖にそって、最後はカールブランというのどかな山岳の村に向かう。ずっとオーストリア側をすすむ。
最初のうちは、瓦礫のきついコースを通る。途中、山羊が岩場にたって我々を見下ろしている姿に出会う。ピョンピョンと岩を跳ねて山を登る姿に関心。
ディーシュバック湖を目前に見ながら、絵になる風景が続く。側面は岩が切り立っている。朝の一部を除くと後は比較的整備された道。湖にいたってからは、車も通れる道となった。
到着地のカールブラン村は、まるでアルプスの少女ハイジの故郷。牛達が悠然と草を食んでいる。さすがにオーストリア。
この村のレストランで昼食。スープとシュニッチェル(トンカツ)を頼んだが、とてもおいしかった。ここで、ガイドのクルトさんが、アコーディオンに似た現地固有の楽器をお店で借りて、音楽を披露してくれた。たまたま、そこに居合わせた地元の歌手も加わって、にわか音楽会。これも音楽の国オーストリアのなせる業か。
雨がきそうということで、ここからはタクシーとバスでホテルに戻った。
ホテルには、結構早く戻ることができたため、プールとサウナを利用。プールは15メートルぐらいの長さでもの足りなかったが、サウナの施設はとても立派。自分の通っているスポーツクラブよりも充実している。ただし、ここでのサウナの入り方はドイツ的。男女混浴で、水着もつけない。男性だけで入っていたサウナルームに、女性が何もつけずに入ってきたのには、こちらがどぎまぎ。メガネをかけていないので、ぼんやりとしか見えないが、皆あっけらかんとしたもの。
夕食は、再びホテルの食堂で。ここには、地元の服装に着替えたクルトさんが再び参加し、今度は自分の楽器で音楽を披露。また、フランツさんもドイツ民謡の歌詞のコピーを持参して歌で参加。日本側も覚えているだけの古い民謡やら山の歌などを披露して、さながら日米対抗紅白歌合戦。まさしく山カラの本領発揮。酒盛りと大声での歌合戦が深夜まで続いた。どこでも、いつでも山カラの最後はこれ。
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