山カラ隊 欧州遠征 番外編②:ザルツカンマーグート・ザルツブルグ2007/08/19 23:58

朝は、8時にペンションの朝食。内容は山小屋でのものとあまり変わらない。オーストリアではチーズ、ハムとパンおよびヨーグルトというのが定番のよう。

9時にはチェックアウトして、ペンションのすぐ前の港からザンクト・ギルゲンに向う。船は霧もやの中を進む。出港直後に、ザンクト・ヴォルフガングのランドマークでるホテル・イム・ヴァイセン・レッスルを湖側から写真に収める。乗客は自分のほかには1家族だけ。

30分ほどで、目的地に到着。その頃には霧が晴れてきた。今回の旅行は本当に天候に恵まれている。

ザンクト・ギルゲンの見どころは、モーツァルト像と母の生家のモーツァルト展示室。あっという間に見終わる。最後は、1522mの展望台ツヴェルヴァーホルン(十二使徒山)へロープウェイで登る。頂上からの景色は、360度のパノラマで、湖とアルプスの山々が望める。昨日登ったシャーフベルクとは丁度対になった形。

このロープウェイは冬場はスキー用に使われているようだ。斜面は非常に急で、とても自分にはすべれそうもない。また、ここでは、タンデムのパラグライダーが飛んでいて、時間があったら乗りたかった。

頂上の喫茶店で、ウィーンのコーヒー、フェアレンゲアターを飲む。ミルク入りの日本のレギュラーコーヒーのような味で結構おいしい。

下山後は、ポストバスに乗り込み、ザルツブルグへ向う。約1時間で到着。2度目の訪問なので、今回は「サウンド・オブ・ミュージック」ゆかりの地を巡る。

ミラベル庭園、モーツァルト小橋、レジデンツ広場、音楽祭会場のフェルゼンライトシューレ、馬洗い池と廻る。メンヒスベルクのエレベーターを登り、マリアが「ドレミの歌」を練習した階段を探したが、よくわからなかった。ただし、ここからホーエンザルツブルク城塞に向った眺めはとても絵になる。

一番苦労したのが、ザンクト・ペーター教会。尖塔はすぐに見つかったが、どうやって近づくのかがよくわからず、うろうろしてやっとのことで発見。

「サウンド・オブ・ミュージック」は随分昔に見ているのだが、ちっとも場面が思い出せない。予習をしてくればよかったと後悔。

最後は、折角の機会なので、ホーエンザルツブルク城塞に登ることにした。足でも登れるのだが、さすがに今週は山登りで十分だったので、ケーブルカーを利用。ここからの眺めもとてもすばらしい。

最後は、バスで空港に。20分の乗車でわずか1.6ユーロ。フランクフルト便は、エコノミーが満席で、ビジネスにただでアップグレードしてくれた。ただし、この空港にはラウンジがない。待っているうちに大雨が振り出した。本当に今回は天気のタイミングがよかった。

飛行機はフランクフルト経由でブラッセルに。飛行機が到着したのは10時半。荷物がでてくるのに手間取り、結局家についたのは11時半となった。

これで、今年の夏休みは完結。とても充実した1週間であった。本来ならもう1週間ほどとれるのだが、予定を決めずにいるうちに、どんどん仕事のスケジュールがはいり、とれなくなってしまった。