冬のソフィア一日観光 ― 2007/12/01 23:22
この3ヶ月の間にソフィアには3度訪問しているが、前の2回は週末につながる事がなく、いつも残念な思いをしていた。今回は、念願かないほぼ半日観光ができることになった。
ソフィアについては、中学生の頃に五木寛之の「ソフィアの秋」という作品を読み、なんとなく憧れを感じていた。
ブルガリアの首都ソフィアは、ヴィトシャ山の麓に位置しており、標高550mの高原都市。EU加盟以降人口が急増していて現在は200万人以上の人が住んでいるとのこと。ブルガリアの人口が750万人ということなので、他の東欧の都市同様、人口の都市集中が始まっているのだろう。
アドリア海と黒海を結ぶ交通の要所にあり、昔から交易で栄えたという。町は紀元前7世紀にトラキア人によって建設された。紀元後のローマ時代にはセルディカと呼ばれた。その後、5世紀のフン族の進入、ビザンチン帝国、スラブ人による支配が続く。14世紀から19世紀の500年間はオスマン朝の支配下で圧制に苦しんだ。19世紀末に露土戦争でロシアが勝って開放され、第二次大戦以降は社会主義国として、ソ連に忠実な国家建設が行なわれた。
1989年にベルリンの壁が崩壊し、91年に非共産政権が樹立され、それ以降急速な民主化が進んでいる。
朝、起きてみると昨夜の雨がすっかりあがり、ホテルのエレベータホールの窓からは、ヴィトシャ山がくっきりと見える。ベルギーは雨の予想であり、やっぱり残ってよかったと思う。
10時に会社の関係者にピックアップをしてもらい、18:30の飛行機までの間、ソフィアの観光につきあってもらうことになった。昨日・おとといと一緒に仕事をしたボビーとブラッセルに出張していたサーシャが車で迎えにきてくれた。
この旅行記についてはこちらをご覧ください。 http://4travel.jp/traveler/hirootani/album/10201439/
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