プロヴァンス1日目:ニーム、ポン・デュ・ガール、アルル ― 2008/03/22 23:30
<ニーム> 今日は朝7時半にホテルを出て、ニームに向った。もともとは今日の宿泊地アルルに行くつもりだったが、折角朝早くでたので遠くから周ることにした。
ニームは「フランスの中のローマ」と呼ばれている。古代闘技場にメゾン・カレといたるところにローマ遺跡がある。
朝早くについたので、まだ町は眠りからさめていない。ただし、清掃がとても行き届いていて気持ちがよい。フランスの町でこんなきれいな町は初めて。また、旧市街に近いところは路上駐車対策として歩道側に大きなポールが立ち並んでいて、路肩がクリーン。これもフランスにはまれなこと。
市内の駐車場に車をとめたあと、最初に訪れたのは古代闘技場。昔は野獣や剣闘士の戦いが行なわれたところだが、いまではオペラ、コンサート、スポーツに使用される。開館が9時半だったので、中には入らず外の写真だけ収めた。
次に向ったのは、カレ・ダールという総合文化センター。これはとてもモダン。ただし、正面の5本の白い鉄線は隣のローマ神殿メゾン・カレの円柱に対応している。メゾン・カレは現存するローマ時代の神殿の中で最も保存状態がよいとのことだが、今はそれを修復中だった。
次に向ったのは、旧市街の中心にあるサン・カストール大聖堂。その後、旧市街を散策。最後に、カヴァリエの丘の麓ににあるフォンテーヌ庭園に向った。ここは、水がふんだんに使われ、緑の多い庭園。その中に、古代の神殿ディアヌの神殿が残されている。
カヴァリエの丘を上ると、そこにはマーニュ塔がそびえている。これは紀元15年に築かれた城壁の一部。塔を頑張って登ると、ニームの町なみを眺望できる。
<ポン・デュ・ガール> 次に向ったのは、世界遺産ポン・デュ・ガール。もともとは明日アヴィニオンに向う途中に立ち寄る予定だったが、折角天気もよいし、時間も少しあったので、足を伸ばすことにした。
ところが、ナビの使い方を間違えて、全く違うところについてしまった。そこから何とか立て直したのだが、細い道や田舎道を走り、予定の倍は時間がかかってしまった。ただ、途中の道はいかにもプロヴァンスの田舎を走っている感じで気持ちがよかった。
ポン・デュ・ガールの橋の袂に大きな駐車場があり、そこから200メートルぐらい歩いてポン・デュ・ガールに到着。聞きしに勝る壮大な建築物。高さが48メートル、全長275メートルもある。
手前の崖を登り少し、右岸から写真を撮ったあと、橋を渡って反対側からもパチリ。さらに川におりて正面からも撮影。最後に左岸の崖を上って、橋の裏からの写真を撮った。絵葉書等に出てくる写真は個々からのものが多いようだ。
ここのカフェで、サンドイッチとサラダの昼食をとった。
<アルル> 最後に、今日の宿泊地アルルに向う。まずはホテルにチェックイン。3時半になっていた。そこから市内へ繰り出す。今日はフェリアという春祭りで、ものすごい人ごみ。車を止める場所がない。やっとのことで、5階建ての市営駐車場の最上階に車をとめた。
最初に向ったのは、円形闘技場。フランスで最大の闘技場。こちらは、今でも闘牛が行なわれる。今日はフェリアの何かのイベントがあるようで、入口近くは身動きできないほどの人がでていた。
次に向ったのは、コンスタンタン共同浴場。コンスタンティヌス帝の時代に建てられたもの。ローマ人が作った年には必ずこういった浴場が設けられたという。昔のローマ人は、日本人と一緒で、随分きれい好きだったようだ。
古代劇場を探そうとずい分歩き回った。円形闘技場のすぐ隣のはずだが、簡単にはみつからなかった。先にサン・トロフィーム教会を見つけた。ここのファサードは有名。回廊が有名なのだが、どうしても入口を見つけることができなかった。サン・トロフィーム教会の隣は、古代劇場。残念ながらこちらも修復中。
最後にヴァン・ゴッホ橋を探したが、何とナビではさがせなかった。最近ナビに頼りすぎていて、ナビがなければお手上げの状況で、結局探しえず。なんとか明日の朝探してみたい。
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