春のドブロブニク② + モンテネグロ:コトル ― 2008/05/11 23:41
朝は6時半に起床。最近はどんなに遅く寝ても7時前に目が覚めてしまう。老人性早起き症の兆候か?朝食はビュッフェ。今一の品揃え。コーヒーは水道水で作られているようでとてもカルキ臭い。
ホテルの最上階から下を眺めるとホテルのプライベートビーチがある。残念ながら、まだ夏には早く、また朝も早いので誰も出ていない。夏にきたら随分にぎわっているだろう。水はとてもきれい。
<早朝の旧市街> 再びドブロブニクの旧市街に向かう。昨日の駐車場にまた車をとめる。朝が早いので観光客が少なくてとても静か。プラツァ通りを中心に昨日歩いた道を再び歩く。昨日は夕日の中の撮影だったので、違う光の中で同じ建物を撮影。また、昨日いきそこねたピレ門もしっかり見た。
路地にも入ってみると、昨日とは打って変わった静けさ。グゥンドリッチ広場での朝市を期待したが、日曜日はあまり活発ではないようだ。
9時をすぎたあたりから、観光客が続々とやってくる。やはりどこの観光地にいっても朝一番から活発な動きをしているのは日本人の観光ツアー。先日自分もツアーに参加したが、日本人ツアーのスタートはだいたい8時。他の国の人たちはたぶん9時ぐらいからスタートするのだろう。
自分はカフェでカプチーノを飲んだりして10時からのウォーキングツアーまでの時間をすごす。最後に訪れたのは、フランシスコ会修道院。中庭が美しい。この中にはヨーロッパで3番目に古い薬局がある。
<ウォーキングツアー> ウォーキングツアーはフランシスコ会修道院前のオノフリオの噴水からスタート。北側の石段の路地を登り、レストランが連なる通りに右折。昨日のレストランを通り、ドミニコ会修道院を経て、旧港へ。ポンテ門から旧市街に再び入り、大聖堂、旧総督邸をみて、最後にスポンザ宮殿の前のルジェ広場で終了。ほぼすべての見所を歩いてくれたのだが、どの施設にも入らずに素通りするので、ちょっとフラストが溜まる。最初にこのツアーに参加して街の概要をつかんでから、ゆっくりそれぞれを見て周るのが正しい使い方のようだ。
<モンテネグロへ> 今日の午後は、3島クルーズに出るか、それともモンテネグロのコトルに向かうか散々悩んだが、コトルの世界遺産をみることにした。モンテネグロの情報はほとんどなく、まずは本屋で地図を購入。ナビで検索したが、モンテネグロではまだナビの地図が機能しないようだ。
コトーまでは、約80キロ。ドブロブニクの空港に向かう道をそのまま真直ぐ南下するだけだとわかった。片道約2時間。道はクロアチア内で海沿いと山間部を走る。そして、国境を越えモンテネグロへ。国境の検査は比較的簡単。パスポートと車の車検証をみせてすんなり通過。
モンテネグロの道はクロアチアほど整備されていないので思うようにスピードが出せない。やがて、湖のような深い入り江コトル湾にはいり、その周りをぐるっとめぐり、一番深い位置にあるのがコトル。
<コトル> コトルはアドリア海と背後に迫る標高1749メートルのロヴツェン山に囲まれた天然の要塞。古くから高度な海運技術を道、幾たびもの敵国の侵略をはねのけてきた。ただし、1979年の大地震で12-13世紀に建てられた建築物は甚大な被害をこうむった。
コトルに着くと、高い山まで囲んだ全長4キロの城壁に圧倒される。城門をくぐるとドブロブニク同様の中世の街並みが広がる。ドブロブニクと比べると道が入り組んでいるのと、観光客が圧倒的に少ない。こちらのほうがのんびりと観光できるのがうれしい。
ここで、昼食をとる。久々にマルガリータのピザを注文。ナポリの本場のピザの味が忘れられないが、さすがにここはイタリアに近く、久々においしいピザを食べることができた。
腹ごしらえをした後、現地で購入したガイドブックをもとに主な建築物を見て歩く。そして、最後に標高250メートルのサン・ジョバンニ砦に登ることにした。のぼりは急な石段。ぜいぜいいいながらのぼる。水をもってこなかったのを大変後悔。ほとんど山登りの状態。30分かけて頂上にいたる。
頂上からの景色は絶景。それにしてもこんなところまでよく城壁をめぐらしたものだ。食料などはどう運んでいたのだろう。
聞けばアドリア海周辺にはこのような中世の都市がたくさんあるという。いつかゆっくりめぐってみたい。
山を下りたあと、一気に水をのみほし、カフェで休養。 気を取り直して、車でドブロブニクに戻る。
<夕食> 夕食は、昨日駐車場のおじさんに薦められた「モビン・ディック」というお店でイカ墨のスパゲッティを注文。とてもおいしい。昨日のお店よりも安くてよいと思った。
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