フランス ロワールの城めぐり①2008/06/14 23:46

Chenonceau

今日・明日とフランス人の友人アランの家族と仏ロワールの城めぐりを実施。朝、ブラッセルからタリスでパリへ。そこでアランに車でピックアップしてもらい、ロワール城めぐりにでかける。

<アゼ・ル・リドー城> 最初に訪れたのはアゼ・ル・リドー城。パリからは約2時間で到着。

アゼ・ル・リドー城は、フランソワ1世が即位の直後、マリニャンの戦い(1515年)の直前、アゼ地方の領主となったばかりのジル・ベルトロが当時の時代に合った城の建設に着手。ジル・ベルトロは当時の国王の財務卿であったサンブランセと親戚関係にあり、その後華々しく出世。新築の城は彼の輝かしいキャリアを象徴した。

しかし、サンブランセが横領の罪で投獄され、1527年に処刑された。そして、同じ容疑がベルトロにもかけられ、彼は未完成の城に妻を残しまま逃走。

フランソワ1世は、イタリア遠征の当時の戦友アントワンヌ・ラファンにアゼの領地を与え、城も18世紀待つまでその子孫に所有された。

1791年、フランス革命のさなか、自由主義者の貴族シャルル・ド=ビヤンクールが領地を買い取り、その後数世代にわたって城の輝きをよおみがえらせた。

20世紀、当時没落していた公爵は領地・調度品に加え、城も売却し、1905年から国の所有となっている。

<シノン城> 次に向かったのはシノン城。この城は荒廃した要塞に近い。この城では1429年、ジャンヌ・ダルクとシャルル7世の歴史的会談が行われた城。時間がないので中には入らず、写真を数枚とっただけで、次の目的地シュノンソー城に向かった。

<シュノンソー城> 今日の最後に向かったのは、シュノンソー城。この城は16世紀の創建以来19世紀まで、代々の城主が女性だったことから「6人の女の城」とも呼ばれる。