アイルランドの旅 4日目:キャシェル・グレンダーロッホ2008/07/27 23:14

グレンダーロッホ

今日はアイルランド最終日。ダブリンから3時半の飛行機に乗らなければならない。キャッシェルからは150キロ程度の距離。

朝、B&Bでアイリッシュブレックファーストを出してもらった。イングリッシュ・ブレックファーストと内容はほとんど同じ。目玉焼き・ベーコン・ハム・ソーセージ・豆と豪華。これでお腹が一杯。

<ロック・オブ・キャッシェル> まずは朝一番でロック・オブ・キャッシェルを見学。28メートルの塔や教会、城などの建物が集まっている。荘厳な雰囲気がただよう。聖パトリックの十字架も重要。

<グレンダー・ロッホ> もともとは、そのまま空港に向かう予定だったが、人からダブリン近郊のグレンダーロッホという初期教会の跡がすばらしいと聞き、すこし迷ったが立ち寄ることにした。

アイルランドの一般路の制限速度は100キロ。絶対にそんなスピードが出せない狭い道があるのにお構いなし。きっと事故が多いと思う。そういう中、必死に飛ばしてグレンダーロッホへ。約2時間で到着。

幸い天気もよく、ひっそりとした教会の跡はすばらしい写真の対象となった。この教会群は、6世紀に聖ケヴィンがこの地で修行をしたのが始まり。9世紀にヨーロッパ各地から僧や学者が集まり反映した。ヴァイキングの襲来は山の中で免れたが、12世紀にノルマン人、その後イギリスが支配することで急速に衰退していった。

かつて「7つの教会の町」と呼ばれるこの遺跡群の中には、石を重ねた門があり、中には33メートルの円塔がひときわ目立つ。遺跡の真ん中には大聖堂。今は屋根もない。大聖堂の南はケヴィン教会。

遺跡内は墓地となっていて、墓標とともにアイルランドの象徴のハイクロスが林立する。十字の交差部に円環を結合した形が特徴。

<ウィックロウ> 空港に向かう道は、ダブリンの南に連なるウィックロウ山脈を抜ける。比較的なだらかな山の間を30キロ以上も進む。絶好のサイクリング路のようで数多くのサイクリストをみかけた。あまりに景色がいいので、時間が気になるにも関わらず、何度も車をとめて写真をとった。

<空港> 空港へは出発の1.5時間前に着くつもりであったが、空港に着く直前に高速道路が渋滞。あとでわかったのは料金所での渋滞だった。とてもバカな仕組みで腹が立った。

空港では、レンタカーのガソリンを入れる場所やレンタルの返却場を探して時間がかかってしまった。結局、ぎりぎり1時間前にチェックイン。冷や汗をかいた。

チェックインしてもゲートは通関後に調べろとのこと。走り回って調べたところ、ゲートは一番遠い。さすがライアン・エア。ここへも走りこんで、搭乗時間をすぎて到着。ところが、ちっとも搭乗が始まらず、結局出発時間に搭乗。それまでの間、蒸し暑い待合室で待たされた。さすがにディスカウント・エアは人をもののように扱う。もう乗りたくない。

なんとか、無事に搭乗し8時には家に帰着。 今回は、アイルランドの南部しかみれなかったが、北海道と同じサイズなので10日もあれば全部みれたのではと思う。もう一度チャンスがあれば、是非一周したい。見所はまだ沢山残されている。