スイス・ツェルマットへ 1日目2008/08/10 23:30

スネガ展望台からのマッターホルン

今回は、日本がお盆休みなので、こちらでも休暇をとってツェルマットとモンブランの山歩きに出かける。今回は年末のキリマンジェロ登山に向けた、高所順応訓練を兼ねたもの。当初は、キリマンジェロに一緒にいく、ドイツ人山岳ガイドのピーターさんと一緒にツェルマット周辺をハイキングする予定だったが、急遽彼がキャンセルとなったため、1人で来ることになった。

今回の予定はだいたい以下を考えている。ただし、天候・気分等によって変更の可能性大: 8/10(日) ブラッセル~ジュネーブ~ツェルマット移動。   スネガ~ツェルマット ハイキング 8/11(月) ゴルナーグラート~ローテンボーデン          ~リッフェルベルク ハイキング 8/12(火) クライン・マッターホルン~ブライトホルン          ~シュヴァルツゼー 8/13(水) ウンターロートホルン~スネガ 8/14(木) 予備、シャモニー・モンブランへ移動 8/15(金) エギーユ・デュ・ミディ 8/16(土) モンタンヴェール、ブラッセルへ異動

1日目:スネガ <ツェルマットへ> 朝8:10発のブラッセル航空便でジュネーブへ。ただし、飛行機の出発が1時間程度遅れた。ブラッセルは雨なので、スイスでの天候が心配。機中で、いつものように行き先であるツェルマットについて猛勉強。ジュネーブに到着すると、快晴。ラッキー!!

ジュネーブでは、勝手が判らないまま、切符売り場でスイスパスを購入。8日間で376スイスフラン(1フラン=約100円)と結構高い。これで、スイス国内の国鉄・私鉄・バスに全て乗れる。また、非常に高価な登山鉄道にも割引がきく。元がとれるかどうかはよくわからない。

ツェルマットへいくための乗換駅ブリーク行き列車の表示があったので、列車の種別も確かめずにそのまま乗車。(急行なのか各駅なのかよくわからなかった)

ブリークまでは、レマン湖北端を列車がなめて走るので、景色がとてもよい。車窓から写真を時々撮影。

ブリークの手前のフィスプで降り、MBB(Matterhorn Gotthard Bahn)という登山鉄道に乗り換える。この列車には、パノラマウィンドーがついていて、外の景色がよく見える。晴れていたので、マッターホルンが時々顔を出す。

ここで、世界を1人旅している日本人に出会い、列車の中で彼のこれまでの旅行の内容を聞いた。28歳だが、会社を辞めて、ライブコンサートを聞くためにいろいろな所を回っているとのこと。テントを担いで、今夜はキャンプ。若さがうらやましい。

ツェルマットへは、4時ごろ到着。急いでホテルへ。ホテルはマッターフィスタ川に面したところにあるホテル・ブリストル。目の前の橋上はマッターホルン撮影のスポットとのこと。確かに、きれいに見える。

自分の部屋に入ってびっくり。大きなテラスがついていて、そこからマッターホルンが見える。とても贅沢。1Fだったので、木に遮られているのが少し残念。

<スネガ> 急いで荷物を置いて、ハイキングに出かける。目的地はスネガ。ここへは、地下ケーブルで3分でいける。標高差690mを一気に運び上げてくれる。スイスパスの割引適用で値段は片道7.3フラン。(多分半額)頂上は2288mの展望台。

<ブラルヘルト> さらに上のブラルヘルトまでロープウェーで上がる。下山の最終まで15分しかなかったため、さらにその上のウンターロートホルンにはいけなかった。ウンターロートホルンからは、マッターホルンが最も尖ってみえるとのこと。

10分ほど、ブラルヘルトの展望台をぐるりと周り、スネガへ下山。

<スネガ~ツェルマット ハイキング> スネガの展望台はレストランになっている。ここから見るマッターホルンの形が一番美しいといわれている。

時間がないため、下山を急ぐ。ハイキングコースはツェルマットまで下りで4.7キロ。寄り道しなければ1:20のコースタイム。

まずは、すぐ下のライゼー湖へ。この湖に朝ならば逆さマッターホルンが映るのだが、午後は風があってあまりうまく映らない。

マッターホルンを正面に見ながら下るとフィンデルンの集落に入る。ヴァリス地方独特の建物が立ち並ぶ。7月ならばお花畑が広がっているのだが、この時期にはすでに花は枯れはじめていてがっかり。

フィデルンからさらに進むと、森となる。途中、滝と登山鉄道が見える場所がある。絶好のシャッターポイントというが、列車がくるまで待っていられない。

途中、マッターホルンを何度も撮影しながら、ゆっくり降りたのでツェルマットまで2時間もかかってしまった。今回、新しい登山靴をおろしたので、丁度足慣らしによかった。

一旦、ホテルに戻り、ザックを降ろしてから、夕食を食べに町に繰り出す。レストランがとても沢山あって迷ったが、ホテル近くのイタリアンのレストランでスパゲティを食べることにした。アイスティ・サラダ・スパゲッティで31フラン。さすがにスイスは物価が高い。それにサービス料が含まれていないので、結局35フラン支払った。

食事を終えて、ホテルの前の橋からマッターホルンを眺めていたら、日本人の女性に声をかけられた。なんと新入社員のころに同じ職場にいた女性で、今回、旦那さんとJTBのツアーに参加しているとのこと。確かに日本人は多いが、まさか知り合いに会うとは思わなかった。

(写真付きは http://4travel.jp/traveler/hirootani/album/10261818/をご覧ください)