ツェルマット4日目 ― 2008/08/13 23:25
<クライン・マッターホルン>
今日は、朝起きると昨日からの雨が少し残っていた。天気予報では晴れる予定なので、構わずにクライン・マッターホルンに向う。ここは、ヨーロッパ最高地点の展望台。クライン・マッターホルンはマッターホルンの東側、ブライトホルン目前の小峰。ここに穴をあけて、ロープウェーの駅をつくり、頂上を展望台にするとはすごい。標高3883mで富士山よりも高い。
ゴンドラリフト2本とロープウェーを乗り継いで頂上へ。頂上につく直前に、視界が開けマッターホルンの雄姿が目の前に。頂上は快晴。ロープウェーに乗っていた人たちは思わずにっこり。頂上は、氷点下3度。猛烈な風があり、体感温度はもっと低い。
一緒に乗っていた人の多くは、本格的な雪山登山装備をつけていて、頂上から隣のブライトホルン(4165m)に登頂するようだ。これは、半日でできるとのことであり、自分も当初このツアーに参加することを考えていたが、参加者の装備と頂上の天候をみて、参加しなくて良かったと思った。
頂上の視界は最高。大パノラマが広がる。イタリア側の山々。モンブランが、また、マッター谷の奥にはユングフラウが見える。マッターホルンは目の前。ちょっと形は不恰好。また、展望台の目の前にはスキー場が広がる。夏でもこんなに寒いのに、冬に誰がすべるのだろう。
<トロックナー・シュデーク>
頂上をしっかり楽しんだ後は、ロープウェーを下った駅であるトロックナーシュテークで一旦休憩。ここの展望台からの景色もすばらしい。レストランでカプチーノを飲んで、冷えた体を温めた。ここから、日本人のツアー客が、ハイキングでテオドール氷河の端を歩いてマッターホルンの手前のヘルンリ小屋まで歩いていくらしい。自分より年配の男女のグループ。さすが、日本の中高年パワーはすごい。
<シュヴァルツゼー>
一旦、ゴンドラでフーリまで下った後、ゴンドラを乗り換えて、シュヴァルツゼーに向う。ここは、2日目にいったが、曇りでマッターホルンが拝めなかったところ。今日は、雲ひとつない快晴となり、しっかりマッターホルンの雄姿を真近にみることができた。すぐそばに見えるヘルンリ小屋に登ってみたい衝動に駆られるが、時間がないのと、昨日から靴擦れで足がいたむので止めにした。
<ウンターロートホルン>
シュヴァルツゼーから一気にリフトで下界に下り、そのまま、町を横切って、スネガ行きの地下ケーブルに乗る。さらに、ゴンドラを2本乗り継いで、ウンターロートホルンに到着。初日に、スネガまで来たが、時間が足りず、そこまでは登れなかった。
ウンターロートホルンの展望台からは、マッターホルンが最も尖ってみえる。ここでも快晴。最高の天気で、大パノラマを拝むことができた。今回のツェルマット滞在の中で最高に感動した風景だった。展望台の下には、それぞれの山の写真と説明がついていて、いちいち、それを見ながら写真を撮影した。日差しが暖かく、外で昼食をとる事にした。マッターホルンを眺めながらの昼食は、今回の滞在中最も贅沢な食事だった。実際、オーダーした食事はおいしかった。値段も手頃。
<スネガまでハイク>
ウンターロートホルンからスネガまでの下りには、エーデルワイズの群生地があるというので、歩いてみた。ところが、行っても行ってもそれは見当たらなかった。途中から車道となり、歩きづらいし、つまらない道のり。また、ここでも道を間違えたようだ。ツェルマットは道案内がしっかりしていると聞いていたが、道を間違えたのは今回2度目。自分がうっかりものなのか?地図ももたずに歩くほうが悪いのだが・・・。
<ツェルマット>
足が痛むので、今日はスネガまでにして、地下ケーブルに再び乗って下界へ。ツェルマットでは、アウトドア用品のウインドーショッピング。こうゆう店が大好きなので時間つぶしができる。夕食は、ピザ・スパゲッティの専門店へ。ピザのセットメニューを注文したが、とてもおいしかった。
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