マルタの休日:3日目 ― 2008/09/21 23:22

今日は早くもマルタ最終日。朝6時半に起床。7時に朝食。このホテルの朝食はほんとうにまずい。Booking.comでホテル選びをする際のコメントで、このホテルについては朝食がまずいというコメントが沢山でていた。確かにその通り。あまり食事にこだわらない自分でさえも耐えがたい料理。
8時にチェックアウト。今日のフライトは14時15分なのであまり遠くにいくことができない。できれば青の洞窟とハガール・イム神殿、イムナイドラ神殿にいきたかったのだが、そこへのバスは1時間に一本しかないとガイドブックにあったため、あきらめた。
代わりに、ヴァレッタから北東に15分のところにあるタルシーン神殿を訪れることにした。
タルシーン神殿へは、ヴァレッタに行ってバスを乗り換える。ガイドブックにあった8番のバスに乗ったが、なかなか目的地が現れない。そして、30分後に空港に到着してしまった。どうやら完全に乗り越してしまったようだ。バスの運転手に聞くとバレッタ方面に向かい、途中で11番のバスに乗り換えて戻れとのこと。結局貴重な半日のうちの1時間もムダにすることになった。
そもそもマルタバスのバス停には地名表示がない。また、バスのルートマップも品切れで入手できていなかった。そのため、いつもバスに乗るときには地球の歩き方に書いてあるバスの番号を頼りに選んできた。そして、目的地は基本的には勘を使って降りていた。今回は、平原の中にある遺跡を想像していたため、気がつかなかった。実際は住宅地の真中にあったから。最初からバスの運転手に聞けばよかった。今までうまくいっていたのは単に運が良かったため。
<タルシーン神殿>
タルシーン神殿は紀元前3000~2500年に建設され、3つの神殿からできている。1914~1919年に発掘されるまで地中に埋もれていたため保存状態がよい。神殿内の発掘物は実はコピーで、オリジナルはヴァレッタの考古学博物館に展示されている。このタルシーン神殿はマルタ本島やゴゾ島に残る青銅時代の巨石神殿群の1つとして世界遺産登録されている。
入口をはいるとまず第3神殿になる。ここには高さ2.5mのスカートをはいた太った女神の下半身像が立っている。豊饒の女神とのこと。正面には石を積み重ねた壁。らせん模様が目立つ。
さらに進んだところにある中央神殿(第2神殿)には、巨石をくりぬいた直径1.1mの火鉢や巨大な水盤がある。
さらに進むと第1神殿だが、こちらは装飾が少ない。
<ヴァレッタ>
タルシーン神殿を後にし、再びバスでヴァレッタのターミナルへ。この時点で11時。もともとはスリー・シティーズのうち、監視塔ガルディオーラがあるセングレアに行きたかったのだが、バスで片道30分かかるため、これも諦めた。朝の1時間のロスが大きい。
やむを得ず、ヴァレッタの旧市街を最後の散策。今日はマルタの独立記念日で、なにかのイベントがあるらしく、警備がものものしい。
<聖ヨハネ大聖堂>
11時半頃に聖ヨハネ大聖堂の鐘がけたたましく鳴り出した。出口には国旗がついたロールスロイスが控えている。きっと、VIPが教会のミサを終えてでてくるのだろうと想像して、待つことにした。
想像どおり、かなりのVIP夫妻が教会から登場。多分大統領ご夫妻だろう。もっと近づくこともできたのに、遠慮していて残念。その後ろは首相かな?
<空港へ>
このイベントを見終えて、バスで空港に向った。朝乗ったのと同じ8番のバス。途中で、タルシーン神殿の停留所を通ったので、朝のバスは間違っていなかったようだ。
今回のマルタ訪問は、欧州駐在期間が残り3ヶ月強となったので、まだ訪れていない国を訪問したいと思い計画した。9月後半にも関わらず、まだ夏の日差しが残るマルタは、訪れるには調度よい時期だった。強風で島めぐりと地中海でのシュノーケリングをできなかったこと、また、青の洞窟が見られなかったことが心残り。さらに、今回は予約が一杯で世界遺産のハル・サフリエニ・ハイポジウムへも行くことができなかった。そのため、是非いつかもう一度ここを訪れたいと思っている。
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