晩秋のシチリア:カターニャ・タオルミーナ ― 2008/11/08 23:18
今回は、欧州駐在最後の飛び石連休を利用して、イタリアのシチリア島にやってきた。ブラッセルでは、朝の気温は零度近くまで下がっているが、まだまだ暖かいシチリアに期待。
ブラッセル航空の9:35発直行便は予定どおり12:20カターニャに到着。気温は20度より高い。陽光がまぶしい。ブラッセルで来ていたコートをさっさとバッグにしまう。
エービスでレンタカーを借りる。3日間、フルカバーの保険、パレルモでの乗り捨て料金を合わせると240ユーロ弱となる。基本料金は95ユーロだったので、いつも狐につままれたような価格になる。車は、もともとフィアットのプントを予約していたが、無料アップグレードで、ルノーのクリオの1.2Lとなった。
【カターニャ】
早速、カターニャの市街に向う。目指すはドゥオーモ広場。いつものポータプルナビが活躍。イタリアで車を運転するのは初めて。運転の荒いイタリア人に伍してちゃんと走れるか心配。
ドゥオーモに到着すると、運良く道路わきの駐車スペースが空いていて、兄ちゃんが誘導してくれた。メーター式の駐車料金の支払いかどうかわからなかったが、とりあえず兄ちゃんに値段を聞くと、「お好きなように」という。なんだかよく分からず、4ユーロ渡した。多分、小遣い稼ぎで車の誘導をしているのだろう。駐車違反がちょっと心配だったが、とりあえず、車を置いて旧市街にむかう。
<ドゥオーモ広場>
最初に向ったのはドゥオーモ広場。町のシンボルである象の噴水を中心に大聖堂や市庁舎が広場を囲んで建っている。大聖堂は、残念ながら閉まっていた。
<エトネア通り>
時間を気にしながら、エトナ山方面にまっすぐに伸びた長い通りのエトネア通りを散策。途中には大学や洒落たお店が建ち並ぶ。
<クローチーフェリ通り>
ローマ遺跡のあるステシコロ広場で左折して、もう一本の主要な通りクロチーフェリ通りに向う。途中で円形闘技場を探したが、見つからなかった。クロチーフェリ通りにはバロック様式の教会が並ぶ。
【タオルミーナ】
再びドォーモ広場へ戻り、車に向う。次の目的地は北へむかってタオルミーナ。もともとは、南の今日の宿泊地であるシラクーサに直接向う予定だったが、折角の機会だと思い、遠回りすることにした。高速道路が発達していて、1時間弱で目的地に到着。駐車場に車をとめ、バスでダウンタウンへ。
<ギリシャ劇場>
メッシーナ門をくぐり、まずは、ここの目玉のギリシャ劇場に向う。これは、紀元前3年に建設され、ローマ時代の2世紀に円形闘技場として改築された。本来なら、ここからイオニア海とエトナ山の雄姿が拝めるはずなのだが、残念ながら、雲がかかっていて、麓しか見ることができない。とても残念。
<旧市街>
ギリシャ劇場を出た後は旧市街の目抜き通りウンベルト通りを散策。高級ブティックが建ち並ぶ。途中、左の美しい路地にはいり、市民公園に立ち寄る。イオニア海が眼下に広がる。
再びウンベルト通りに戻り、4月9日広場に出る。さらに進むと大聖堂に到着。 ここで、今日の予定は終わり。ウンベルト通りを引き返し、駐車場に向う。
【シラクーサ】
タオルミーナからシラーサへは約1時間半。6時を過ぎると既に暗くなる。シチリアの高速道路は、ブラッセルに比べるととても暗い。また、たまに速度の遅い車がいて、ちょっと走りづらい。
ようやくシラクーサに到着したものの、オルティジア島にある今日の宿泊予定のホテル・ローマに向う通りには、一般車が入っていけない。グルグルと島を回り、ようやく海岸沿いに駐車スペースを見つけて、あとは荷物を引きずってホテルに向う。ホテルで、宿泊者の紙をもらって再び車を動かして、ホテル近くの駐車場に停めた。
<ドゥオーモ>
荷物を置いて、近くを散策。ホテルの裏はなんとドゥオーモだった。折角なので、カメラを取りに帰り、夜景を撮影。そのまま、レストランを探す。昼食をほとんど食べていなかったので、とてもお腹が空いていて、じっくりレストランを探す気になれず、ドゥオーモ近くのピッツァリーアに入った。海鮮のスパゲティを注文。大量のアサリ、ムール貝に隠れる形で麺が入っていた。ムール貝が痩せているのと、麺がちょっとしょっぱい。サラダ、水、エスプレッソで合計20ユーロと値段はリーズナブル。スパゲティはメニューのうちで一番高い12ユーロだった。やっぱり、イタリアでは食事が楽しい。外に出ると、レストランがいっぱい並んでいて、もうすこしゆっくりと選べばよかったと思う。ジェラートを途中で買ってデザートとし、何枚か夜景の写真を撮ってホテルに戻った。
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