ウィーンのクリスマスマーケットとウィーンフィル ― 2008/11/29 23:04
今日は7時20分発のオーストリア航空でウィーンへ。朝5時半に起床。
ウィーンは先月出張で着たばかり。また、去年の秋には3日間滞在して大体の観光ポイントはまわっている。今回の目的はクリスマスマーケットめぐりと、メインはウィーンフィルの定期演奏会。
10時半にはウィーンのホテルにチェックイン。ホテルはAM Konzerthaus。ここもBooking.comで予約。ウィーンフィルの演奏会が行われる楽友協会ホールまでは徒歩5分の距離。1泊109ユーロとリーズナブル。実は先回の出張時にもここを使っていたことが来てみてわかった。
<市庁舎前のクリスマスマーケット>
ホテルに荷物を置いて、早速クリスマスマーケットめぐりに出かける。ホテルでやっている場所を確認。メインは市庁舎前とのこと。早速、トラムで出かける。
市庁舎は98mの尖塔を持つリンク内の代表的な建物。その庁舎の前にクリスマスマーケットが並ぶ。さすがにメインだけあって、屋台の数が多い。丁度昼食の時間になったので、屋台でソーセージをつまむ。4ユーロとちょっと高い。気温が低く、皆が暖かい飲み物を片手に歩いているので、自分もアップルパンチを注文。アルコールが結構きつく、半分も飲めなかった。
後は、屋台を一軒づつ歩いてまわる。やはりクリスマスツリーのオーナメントが一番写真にしやすい。市庁舎の中では、お菓子づくりをやっていた。
<美術史博物館前のクリスマスマーケット>
次に向かったのは、美術史博物館前。市庁舎からはリンクに沿って10分ほど。途中、ギリシャ神殿のような国会議事堂前を通る。
美術史博物館前のマリア・テレジアの像の前にクリスマスマーケットが立ち並ぶ。市庁舎前と比べると少し寂しい。
<スピッテルベルグのクリスマスマーケット>
次に、空港でもらったパンフレットに出ていた古くからあるクリスマスマーケットがでているスピッテルベルグに向かう。
ただ、方向を間違えて、全く反対側の王宮の方向に出てしまった。途中で気がついて、再び美術史博物館前を抜けて、ミュージアム・クオーターを突き抜け、スピッテルベルグに到着。
マーケットはこじんまりとしているが、落ち着いた感じ。人が少ないのでゆっくりと見ることができる。
<カールス教会前のクリスマスマーケット>
ウィーンフィルのコンサートが3時半開演なので、そろそろホテルに戻りはじめる。途中、ブルク公園のモーツァルト像と国立オペラ座を写真に収める。
すると目の前をクリスマス飾りをしたトラムが走り抜けた。追いかけてみると、何かお菓子屋のキャンペーンのよう。サンタのような格好をした乗務員がお菓子を売っている。ただ、彼らサンタは停留所でそろってタバコをすって雑談をしていて、どうも風情がない。
ウィーンフィルの楽友協会ホールの前には立派なドームを持つカールス教会ある。見ると、そこにもクリスマスマーケットがたっている。ちょっと、そこを撮影。また、後から来る楽友協会ホールも撮影して、ホテルに戻った。
<ウィーンフィル定期演奏会>
ウィーンフィルの定期演奏会のチケットはまず手に入らないと聞いていたが、今回会社のつてを使って、何とか入手できたので、ほぼそのためだけに飛行機でウィーンに来たもの。
今日のコンサートはクリスチャン・ティエルマン指揮で、ベートーヴェンの交響曲第1番、シューマンのヴァイオリン協奏曲、そして最後がベートーヴェンの交響曲第2番。ちょっと自分にはなじみのない曲ばかり。
きちっとした服装で、30分前にホールについた。席に案内されてびっくり。何と、オーケストラと同じ舞台上の右袖、第2ヴァイオリンの後ろの席だった。これだと、観客席から丸見えなので、居眠りはとてもできないとちょっと緊張。
コンサートが始まり、目の前で世界に冠たるウィーンフィルの演奏を見る。前のヴァイオリンの譜面まではっきり見える。また、指揮者がこちらを向いているので、指揮棒の動きや指揮者の強調している部分がはっきりわかる。まるで、第2ヴァイオリンの奏者になった気分。音響的には正面に座ったほうがいいのだが、こんな経験は2度とできないだろう。大感激。3曲目にはだんだん慣れてきて、指揮者をしっかり見て、指揮者が指示している方向に注意を向けながら演奏を聴いた。音楽が体全体をつつんでくれる。
<再びカールス教会へ>
演奏の余韻を味わいながら、ホテルに戻り、カメラをとって、またカールス教会に。夜のクリスマスマーケットの撮影が目的。感度を1200で撮影。ちょっと画像が荒れるのはやむをえない。
<オーストリアン・ディナー>
7時には、今回チケットを用意していただいた会社関係の方と食事。ホテルのすぐ近くにある伝統的なウィーン料理の店。料理はお勧めのままに、レーバークネーデルズッペというレバーのひき肉団子入りスープ、ビーフブイヨンでゆでた牛肉のターフェルシュビッツがメイン。デザートはオーストリア風パンケーキのパラチンケンにチョコレートソースをかけたものとメランジェのコーヒー。すべてウィーンの名物ばかり。ウィーンの料理はウィンナーシュニッツェルばかりかと思ったが、今日の料理はすべて絶品。堪能できた。お昼にソーセージを食べただけだったので、しっかり食べることができた。
【写真はこちら】 http://4travel.jp/traveler/hirootani/album/10291715/
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