アルテ・マイスター絵画館とシュタールホーフのクリスマスマーケット2008/12/07 23:24

エルベ川と旧市街

今日は生憎の雨。昨日見ることができなかったドレスデン旧市街を歩く。まずは、中央駅まで出て、ブラーガー通りを歩く。9時と時間が早く、アルトマルクト広場のクリスマスマーケットは、準備中で閑散としている。

そのまま、北へ進み、旧市街の中心部へ。最初に着いたのはザクセン王の居城ドレスデン城。まだ開館していない。そのまま進むと昨日夜景を撮影したカトリック宮宮廷教会と全パーオペラの前の劇場広場にでる。過去の栄光をしのばせるような建物群に囲まれる。

【ツヴィンガー宮殿】

足を南に向けるとツヴィンガー宮殿にはいる。ドレスデンのバロック建築の代表。建築家ペッペルマンの最高傑作で、アウグスト強王の時代の1732年に完成。

【アルテ・マイスター絵画館】

ツヴィンガー宮殿の北側は、ゼンパーオペラを設計したゼンパーが増築した部分。ここにアルテ・マイスター絵画館がある。この美術館はドレスデンで最も価値のあるもの。ラファエロの「システィーナのマドンナ」をはじめ、フェルメール、レンブラント、デューラー、ブリューゲルなどの傑作が所蔵されている。

外が雨でもあったので、ゆっくり2時間をかけてすばらしい絵画を鑑賞。

【ブリュールのテラス】

アルテ・マイスター絵画館を出て、エルベ川湖畔のブリュールのテラスにあがる。エルベ川の眺めがすばらしい。また、そこからみたバロック建築群もとても絵になる。

【カトリック旧宮廷教会】

再びカトリック旧宮廷教会にもどり、今回は中に入った。この教会はドレスデン・マイセン司教区の大聖堂。ザクセン州最大の教会。この教会のパイプオルガンはジルバーマン製作で有名。

【君主の行列】

カトリック旧宮廷教会から町の中に入ると、ドレスデン城の北東側の欧州最古の武芸競技場だったシュタールホールの外壁にあたる。そこにはマイセン磁器のタイルに描かれた長さ101mの「君主の行列」という壮大な壁画が見られる。

【シュタールホールのクリスマスマーケット】

シュタールホールでは、中世風のクリスマスマーケットが開かれている。売り子も中世の衣装をきていて、お店は古びた感じでつくられている。まるで、中世の映画のロケ現場のよう。アルトマルクト広場に比べて、落ち着いた感じ。ここで、また食べ物をつまんで昼食とした。

【フラウエン教会】

再び、フラウエン教会へ。中では、コンサートが開かれていた。

外は大雨。もう一つの美術館アルベルティーヌムを探したが、どうやら工事中で閉館しているようだった。

最後に、ドレスデン城に入ったが、人が多すぎたので、結局見学を止めた。そのまま、中央駅に戻り、ドレスデン空港に向かった。