ラップランド最終日:スノーシューイング ― 2008/12/29 23:44

今日はラップランドでの最終日。11:45のバスで空港に向かうため、あまり時間がない。朝、7時に起きて、早い朝食を済ませ、8時には外に出ようと思っていた。
予定どおり8時に、昨日借りたスノーシューを持って外に出てみたものの、まだ真っ暗。昨日のクロスカントリースキーのコースにいってみたが、誰一人いない。真っ暗な林の中へ、一人で入っていくのもちょっと躊躇されたので、いったんホテルに戻った。
9時に出直し。曇り空のため、外はまだ暗いが、他にも人がクロカンコースに出始めていたので、自分もスノーシューをつけて歩きだした。
スノーシューは始めての体験だが、そんなに難しいものでないことはすぐにわかった。単なるモダンなカンジキ。普通に歩けばよい。柔らかい雪の上では、足が沈み込むが、途中で止まってくれるので、雪にうずまることはない。スノーシューのコースは、クロカンのコースと平行に走り、途中からウルホ・ケッコネン国立公園の林の中に入っていく。コースは作ってあるが、今日は誰もまだ入っていない感じ。暗いなかで、ヘッドランプをつけて進む。今日の飛行機に遅れることはできないので、道に迷わないように慎重に進む。
暗い中で、一人で雪をサクサクさせて進むのはなかなか面白い。原始に戻った気分。2キロのショートコースを選んだつもりが、どうも6キロコースを進んでいたようだ。途中の標識でサーリセリカまで2キロと出たので、その間違いに気づいた。道理で全長2キロにしては時間がかかると思った。
そこから、迷わずに同じ道を引き返す。結局、4キロの散歩になった。ちょうどいい汗をかけた。ホテルに戻り、シャワーを浴びてから、チェックアウト。予定通り、空港行きのバスに乗った。
今回の旅では、オーロラ観察がメインだったので、それが一日目で達成できたのはとてもうれしい。その後は、サーリセリカでやれるほとんどのウインタースポーツを経験することができた。とりわけ、犬ゾリはここでしか楽しめないし、スノーモービルも広大な雪原がないできない。日本に帰ってからやってみたいと思っていたクロスカントリースキーやスノーシューイングもできたのもうれしい。
もともとは日本の山登りの仲間とキリマンジェロに登山に行く予定だったが、それがキャンセルとなったため、急遽この旅を企画した。結果としては、欧州駐在生活最後の旅にふさわしい、思い出深い旅となった。
今回の旅の写真は以下をどうぞ http://4travel.jp/traveler/hirootani/album/10297499/
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