セビリア2007/04/28 23:15

闘牛

今日は1日セビリア。朝ホテルをチェックアウトして、今夜のホテルであるオクシデンタル・セヴィリアに徒歩で向う。このホテルはJALのユーロバスのパッケージに入っているもの。中心部からは少し離れたサンタ・フスタ駅前にある。

ホテルには8時半に着いたが、チェックインには早すぎるので、荷物だけを預ける。ホテルの受付で今日は闘牛があることを知る。当日券で100ユーロとのこと。一生に恐らく一度だろうと思い、購入を決意。あとで知ったのだが、正規の価格は31ユーロであり、随分ぼられたものだ。

荷物をおいて、ホテルで聞いた21番のバスで中心街に向う。まずはサンタ・クルス街に入り込む。かつてのユダヤ人街。細い路地が続く。夜になるとバーが沢山あってとてもにぎやかになるとのこと。

サンタ・クルスを抜けると、目の前にカテドラルとヒラルダの塔が現れる。「後世の人々が我々を正気の沙汰ではないと思うほど大きな聖堂を建てよう」との決意のもとに建立されたもの。ヨーロッパではバチカンのサン・ピエトロ寺院、ロンドンのセント・ポールに次ぐ大きさ。

11時からの開館とのことだが、ミサが行なわれており、無料で中にはいることができた。ただし、ヒラルダの塔には登れないので、また後でくることにした。

次に訪れたのはアルカサル。1350年に即位したペドロ1世がもともとのイスラムの城を大改装して、グラナダのアルファンブラ宮殿のような宮殿としたもの。欧州の宮殿とは全く雰囲気の異なる美しい宮殿。

再度カテドラルに戻り、ヒラルダの塔に登る。斜めのスロープを登りつめるとセビリアの町を眺望できる。

次に黄金の塔を簡単にみて、昨日話のでていたフェリエの会場に向う。フェリエでは、民族衣装を着た女性達が闊歩し、馬車が行き交っている。どこかで踊りがあるのかと期待したが、時間が早すぎたのか、何もなかった。仮の小屋が数多く並んでおり、その中で食事ができるようになっている。それぞれの小屋はプライベートファンクションとして使っているようで、一般の人が入れるわけではない。よく勝手がわからずうろうろするばかり。

3時ぐらいになると、ぞくぞくと人がつめかけてきた。きっと夜にかけて相当にぎやかになるのだろうと思いながら、その場所を後にした。

一旦、ホテルに戻り、部屋にチェックインするとともに闘牛のチケットを入手。取って返してバスで闘牛場に向う。6時半のスタートのところ5時半に入場。結構人々は早くから集まっている。

闘牛は、まず何人かの闘牛士が協力して、牛を疲れさせ、その後馬にのった騎士がやりを牛の背につきたてて、出血させる。その後、闘牛士が牛と一騎打ちを演じ、最後に剣をつきたてて牛を絶命させる。牛のかわし方と剣をさす技が一流と二流を分けているようだ。素人目にもうまい闘牛士はよくわかる。とてもカッコよい。今日は6頭の牛が見事に倒された。

闘牛を終え、夕暮れの黄金の塔とヒラルダの塔を撮影し、適当に歩いてホテルにたどりついた。

ファーストフードの店が見つからず、遅い夕食は、ホテルの隣のバルで魚料理を食べた。バルならば一人でもカウンターに座って食べられるので居心地がよい。

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