晩秋のヴェネチア第1日目2007/11/01 23:02

コンサート会場

今日は、ベルギーの祝日で飛び石連休となっている。そのため、金曜日を年休として今日から4日間の連休として、ヴェニスに向う。

今年の5月の連休にヴェニスに来る予定だったが、ヴェニスに向う途中のフランクフルト空港のラウンジで財布を落とし、そのまま家に戻ったという悲しい過去があり、今回はそのリベンジ。

さすがに連休とあって、よい時間の飛行機がとれず、14時55分ブラッセル発となった。ヴェニスに到着した時にはすでに日没に近くなっていた。

マルコポーロ空港からヴェニスに向うにはバスと船の選択肢がある。船は海からヴェニスに入るという雰囲気のあるものというが、日没近かったため、バスで移動することにした。

空港で72時間公共の乗り物が載り放題となるヴェネチア・カードを30ユーロで購入。空港からのバスもこれでカバーされる。バスはサンタ・ルチア駅に近いローマ広場に到着。ここからは一切車が入ることができない。唯一の乗り物はボートやゴンドラ。後は歩くしかない。

ホテルはサンタ・ルチア駅の近くだが、方向がよくわからず、しばらくうろうろする羽目になった。運河にかかる橋をいたるところで渡るため、ピギーバッグは移動に向かない。リュックにすればよかったと後悔。

なんとか見つけたホテルは、ホテル・プリンシペという4つ星ホテル。部屋は狭く、古い。またベッドは小さなものが縦にならんで2つあるというおかしなレイアウト。まあ、寝れればよいのだが・・・

6時前に部屋にチェックインしたが、外はすでに真っ暗。夏であれば9時ぐらいまで明るいので、冬の旅行は1日4時間ぐらい損をしたような気分。

もったいないので、夜のイベントをチェック。オペラやコンサートがあることを見つけ、オペラのアリアのコンサートを選択。有名なオペラの歌をプロのオペラ歌手が歌ってくれるもの。他に、モーツァルトのコシファントッテが上演されており、そちらに行こうかと迷ったが、ウィーンと異なり英語のサブタイトルはつかないと知りあきらめた。

コンサートはスクオーラ・サン・ジョバンニ・エヴァンジェリスタ教会で開かれる。運河を渡り、薄暗い路地を巡りながらその教会に到着。

ゴシック教会の中でのコンサートは中々雰囲気がある。バリトン・テノール・ソプラノの競演で、特にバリトンの男性は声量も多く、すばらしい歌声。先週のウィーンでの室内楽の際にでてきたオペラ歌手とは雲泥の差。観客は30名ぐらいであったが、とてもよいコンサートだった。

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