ウクライナ独立記念日 ― 2008/08/24 23:28
<軍事パレード>
今日は、ウクライナの独立記念日。ホテルのすぐ前のフレシチャーティク通りでパレードが行なわれるとのこと。10時からのパレードに向け、9時から場所取りをした。本当は、ネザレージュノスティ広場で式典が行なわれるので、そちらにいきたかったが、検問が設けられていて、入れる人が限定されているようだった。仕方なく、ホテル前の歩道で待つことにした。
待つこと1時間。やっと式典が始まる。スピーカーから流れるアナウンスと軍隊の掛け声が時々聞こえるが、何が起こっているのかはわからない。どうやらユーチェンコ大統領が演説しているらしい。
さらに30分待って、やっとパレードが始まった。最初は、兵隊さん達が部隊毎に行進。
次に、色々なサイズの戦車が走り去っていく。相当なスピード。さすがに排ガス対策はしていないので、排気が臭い。
その次には、ミサイルを積んだトラックが走りさる。
最後は、ヘリコプターと飛行機。
つい先日、ロシアがグルジアに攻め込んだばかりであり、ウクライナも次のターゲットになるのではと、新聞でも取り上げられている。この国がどれだけの戦力を持っているかはとても大事。ただし、新聞でも書いてあったが、ロシアが本気になったら、全く比較にならない戦力だという。
<ソフィア大聖堂> パレードが終わった後、三度ソフィア大聖堂を訪れる。残念ながら、今回もやっていなかった。次にとっておくしかない。
<アンドレイ坂>
時間が余ったので、アンドレイ坂を歩いてみる。今日は歩行者天国になっていて、道路には絵画や民芸品等が並べられている。かなりの急坂なので、下まで下りると登るのが大変だと思いながら、結局下りてしまった。途中で、「1本道の博物館」というのを探したが、キリル文字が読めず、みつけることができなかった。
お店で購入した炭酸水を片手に、坂を登る。この3日間、常に快晴で温度は30度前後。この炭酸水を何本のんだことか。
沢山の人たちが出店をみながら歩いている。坂は石畳でできているので、ハイヒールの女性は大変だ。
坂を登って、再びホテルまで坂をくだる。これで今回のキエフでの日程終了。
1時半にホテルで呼んであったタクシーで空港に向う。40キロも離れている。タクシーはウクライナ製の大宇。エアコンもなくてとても暑い。
空港では、予想した通り通関に非常に時間がかかった。先進国と途上国は、空港でのスムーズなチェックインと通関ができるかどうかが境目のような気がする。途上国では、必ず2時間前に空港にいかないと、乗り遅れる危険がある。東欧のどこの国でも、状況は同じだった。
飛行機は、ウクライナ航空。なんとブラッセル空港での混雑が理由で、離陸ができず、2時間も機内で待たされた。途中で、エンジンが切られ、またしてもエアコンなしの状況で過ごさざるを得なかった。今回は、随分エアコンにたたられた旅。
今回は2回目のキエフだったが、持て余すぐらいの時間があったので、ゆっくり街を見てまわることができた。多分、1日半もあれば十分だったと思う。1991年に独立してからわずか17年で、かなり西欧に近い国になってきたようだ。町を歩く人たちの姿は、全く他の西欧の人たちと変わらない。きれいな女性がより多いのだが・・・。人種的にはスラブ系なので、ロシアと変らないが、ロシア人と違い笑顔をみせてくれるのがよい。
インフラはまだ完全に西洋化していないようだ。旧態然としたホテルの設備、お客様対応の悪さ。古い路面電車、バス、地下鉄といったところはまだまだ、
空港に向う途中で、建設中の高層アパート群をみかけた。雨後のタケノコのような状態。これが完成するころには、ウクライナももっと西洋化されていることだろう。
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