独ドレスデンのクリスマスマーケット2008/12/06 23:18

ドレスデンのクリスマスマーケット

今日は、ドイツのドレスデンに向かい、ドイツ最古といわれるクリスマスマーケットを訪れ、夜はドレスデン管弦楽団の音楽を鑑賞予定。

ルフトハンザ便で、ブラッセルからフランクフルト経由でドレスデンに到着。ドレスデン空港で、21ユーロでドレスデンシティカードという公共交通機関と博物館の入場料が含まれたカードを購入。そしてSバーンという列車でドレスデン中央駅へ。

ホテルは中央駅から600メートル歩いたところにあるA&Oホテル。インフォメーションで場所を聞いて不安になったが、やはりそれは的中。結構旧市街の見所から離れている。また、ホテルはホステルのようで非常に簡易。部屋はきれいだが、寮のよう。その割りに91ユーロもする。旧市街の真ん中にあるヒルトンは110ユーロ程度らしいので、完全に選択を誤った。いつもBooking.comで選んでいるのだが、なぜヒルトンを選ばなかったのか、よくわからない。多分、一杯だったんだろう。

【ブラーガー通り】

ホテルに荷物を置いて、中央駅に戻りそこから歩行者専用のブラーガー通りを1キロほど歩いてメインのクリスマスマーケットの会場にあるアルトマルクト広場に向かう。駅を出るとすでにクリスマスマーケットの屋台が並ぶ。ブラーガー通りは1945年まではヨーロッパ屈指のショッピングストリートだったという。今では、高層ホテルやデパートなどが並ぶ。クリスマスショッピングで道には人があふれている。ここ数ヶ月の経済危機がここには及んでいないよう。

【アルトマルクト広場のクリスマスマーケット】

いよいよメインのクリスマスマーケット。天気は生憎の小雨模様。おかげで、3時でも薄暗い。メイン会場には巨大なクリスマスツリーと、世界最大(?)のクリスマスピラミッドがデンと構えている。ものすごい人並み。歩くのが大変。なんだか東京のアメ横にきているような感じ。

まだお昼を食べていなかったので、屋台でソーセージを買う。さすが本場ドイツのソーセージはおいしい。これが今日の昼食。すぐ隣で今度は暖かいカプチーノを購入。先週のウィーンではグリューワインを飲んで酔っ払いかけたので、今回はその轍を踏まないようにした。

こうやって、ものをつまみながら、グリューワインを飲んで、いろいろな店をひやかして歩くのが、ドイツ人の楽しみなんだろう。お祭り気分でとても楽しい。

【聖十字架教会】

クリスマスマーケットの背景にそびえるのが、聖十字架教会。前身は13世紀のニコライ教会。後期バロックに初期古典主義を加味した様式。現在の姿は1764年~1814年の建設。この教会に属す500年以上の歴史を聖十字架少年合唱団が有名。残念ながら、時間切れで中に入れず。

【フラウエン(聖母)教会】

この教会が今回の訪問のハイライト。「石のつり橋」といわれる直径25mの大ドームを有する教会。ドイツ最大のプロテスタント教会。建設に6118日かかったが、大戦で一夜で破壊されてしまった。この再建は1994年に始まり、2005年に完成した。

ここは中に入ることができた。大勢の人たちが見学に訪れている。内側からみた大ドームは圧巻。また、祭壇も大変立派。

【ブリュールのテラス】

その後、エルベ川沿いのブリュールのテラスまで出て、カトリック旧宮廷教会等の夜景を撮影。いつもならコンパクトな三脚を持ってくるのだが、先週、船便に乗せてしまったので、今回は手持ち撮影。どこか台を見つけて、カメラを支えて撮影。高感度を使ったため、写真の粒子が荒れてしまったのが残念。

【文化宮殿】

最後に、この後コンサートを聴きにくるドレスデン管弦楽団の本拠地文化宮殿を撮影。さっきまで気がつかなかったが、この建物はクリスマスマーケットのアルトマルクト広場のまん前に建っていた。

【ドレスデン管弦楽団】

一旦ホテルに戻って着替える。帰りはトラムを使用。比較的わかりやすい。それでも戻るのに結構時間がかかった。ジャケットにネクタイで、再びトラムで文化宮殿に戻る。ホテルを旧市街にとっていたら、こんな面倒はなかったのにと再び悔やむ。

文化宮殿は比較的新しい建物で、中のコンサートホールは近代的。先週のウィーンフィルの楽友協会ホールとは対照的。今日の演目は、管楽器中心。初めて聞いた曲ばかり。でも、さすがにドレスデン管弦楽団の演奏は素晴らしい。トランペットとホルンの掛け合いがある協奏曲はとても聴きごたえがあった。演奏の終了後にその作曲家がステージに上がったのにはびっくり。

席もちょっと高い場所を奢ったので、とても音響効果がよい。ちなみにチケットは31ユーロでインターネットで購入。最後の演目だけは、誰もが知っているチャイコフスキーの「1812年」で、とても興奮。

アルテ・マイスター絵画館とシュタールホーフのクリスマスマーケット2008/12/07 23:24

エルベ川と旧市街

今日は生憎の雨。昨日見ることができなかったドレスデン旧市街を歩く。まずは、中央駅まで出て、ブラーガー通りを歩く。9時と時間が早く、アルトマルクト広場のクリスマスマーケットは、準備中で閑散としている。

そのまま、北へ進み、旧市街の中心部へ。最初に着いたのはザクセン王の居城ドレスデン城。まだ開館していない。そのまま進むと昨日夜景を撮影したカトリック宮宮廷教会と全パーオペラの前の劇場広場にでる。過去の栄光をしのばせるような建物群に囲まれる。

【ツヴィンガー宮殿】

足を南に向けるとツヴィンガー宮殿にはいる。ドレスデンのバロック建築の代表。建築家ペッペルマンの最高傑作で、アウグスト強王の時代の1732年に完成。

【アルテ・マイスター絵画館】

ツヴィンガー宮殿の北側は、ゼンパーオペラを設計したゼンパーが増築した部分。ここにアルテ・マイスター絵画館がある。この美術館はドレスデンで最も価値のあるもの。ラファエロの「システィーナのマドンナ」をはじめ、フェルメール、レンブラント、デューラー、ブリューゲルなどの傑作が所蔵されている。

外が雨でもあったので、ゆっくり2時間をかけてすばらしい絵画を鑑賞。

【ブリュールのテラス】

アルテ・マイスター絵画館を出て、エルベ川湖畔のブリュールのテラスにあがる。エルベ川の眺めがすばらしい。また、そこからみたバロック建築群もとても絵になる。

【カトリック旧宮廷教会】

再びカトリック旧宮廷教会にもどり、今回は中に入った。この教会はドレスデン・マイセン司教区の大聖堂。ザクセン州最大の教会。この教会のパイプオルガンはジルバーマン製作で有名。

【君主の行列】

カトリック旧宮廷教会から町の中に入ると、ドレスデン城の北東側の欧州最古の武芸競技場だったシュタールホールの外壁にあたる。そこにはマイセン磁器のタイルに描かれた長さ101mの「君主の行列」という壮大な壁画が見られる。

【シュタールホールのクリスマスマーケット】

シュタールホールでは、中世風のクリスマスマーケットが開かれている。売り子も中世の衣装をきていて、お店は古びた感じでつくられている。まるで、中世の映画のロケ現場のよう。アルトマルクト広場に比べて、落ち着いた感じ。ここで、また食べ物をつまんで昼食とした。

【フラウエン教会】

再び、フラウエン教会へ。中では、コンサートが開かれていた。

外は大雨。もう一つの美術館アルベルティーヌムを探したが、どうやら工事中で閉館しているようだった。

最後に、ドレスデン城に入ったが、人が多すぎたので、結局見学を止めた。そのまま、中央駅に戻り、ドレスデン空港に向かった。

ドレスデンの旅ブログ2008/12/08 23:50

週が明け、あと会社にいくのは2週間となった。だんだん尻に火がついてきた。仕事も帰任準備もあとプライベートもやり残しが沢山あり、ちょっとあせってきた。

とはいっても、月曜日は相変わらず会議漬け。その後フランス語。フランス語もあと1回を残すだけとなった。ちっとも身についてはいないが・・・

そんなハードなスケジュールをこなした後、週末の旅ブログをUPした。なんだか意地になっている。

なんと二日分をこなしてしまった。 http://4travel.jp/traveler/hirootani/album/10293286/ http://4travel.jp/traveler/hirootani/album/10293294/

総括2008/12/09 23:00

欧州での会社生活もあと2週間を切り、いよいよ3年間の自分の仕事の総括をはじめた。

3年間は長いようでとても短かった。仕事の面で現地に貢献できたのかと考えるとそれほど自信を持って言えることは少ない。ただ、一つだけは自分のやりたいと思っていたことはできたと思う。その仕事が現地に誇りを持って残せた仕事だろう。

プライベートでは、本当にやりたいことができたと思う。旅行と写真が趣味で、3年間思う存分旅行をし、普通の人が欧州でいきたいと思うようなところはすべて訪問できたと思う。「地球の歩き方」の欧州のものをすべて持ってきたが、どの本も結構くたびれている。

全部で、何カ国訪問できたかはまだ数えていないが、多分40カ国弱だと思う。唯一の心残りは、一人旅ばかりで、その思い出を家族と共有できなかったこと。

写真も合計で5万枚ぐらいは撮影した。そのうち、5千枚を旅ブログでUPしている。その旅ブログへのアクセスは現在11万件を突破した。

また、ゴルフやカラオケも思う存分できた。ゴルフは結局、上達しなかったが。。。

あと残り3週間弱だが、まだまだ目一杯、仕事、旅行、写真、カラオケと頑張りたい。

プレゼント2008/12/10 23:16

今日は、会社を早めに切り上げて、3年間文句も言わずに家を守ってくれた妻へのプレゼントを買いにでかけた。

来年は結婚25周年の銀婚式(!)となるので、それもあわせた贈り物にしようと、今までで一番奮発した買い物になった。

日頃、あまり物を贈ったりしないので、会社の秘書の女性に手伝ってもらって買い物にでかけた。おかげさまで、さっと物を決めて、購入することができた。これが、自分ひとりだったら、とても選べなかっただろう。

喜んでくれるといいのだが・・・・